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デバイスごとの設定

設定は workspace の中に保存されるので、同じ workspace を開けば、どの端末でも同じ設定になります。ただし画面の大きさもキーボードも端末ごとに違うので、そこだけ変えたいことがあります。Device Override(端末ごとの差分を重ねる画面)は、共通の設定はそのままに、いま使っている端末にだけ違う値を重ねる仕組みです。

共通の設定と端末ごとの差分

設定はまず workspace の中に 1 つだけあります。これが基本の設定で、サインインしたすべての端末に同じ内容が届きます。文字の大きさを変えれば、次に別の端末で開いたときにもその大きさになっています。

Device Override は、その上に重ねる差分です。端末は名前で見分けられ、名前ごとに「この端末ではここだけ違う」という値を持てます。値を書いていない項目は基本の設定がそのまま効くので、差分は必要なところだけで足ります。

差分そのものも workspace に入っているので、どの端末からでも編集できます。効くのは名前が一致した端末だけです。

この端末に名前を付ける手順

  1. 設定を Mod+, で開きます。

  2. 左の一覧から Device Override を選びます。

  3. 上に出ている Name this device を押します。

  4. 入力欄に名前を入れて Confirm を押します。環境から推測した候補が最初から入っているので、そのままでもかまいません。

名前を付けると、左の一覧に Device Override の下の枝としてその端末が並びます。名前には : を使えません。ほかの端末とも重ならない名前にしてください。

付けた名前はその端末の中に覚えられます。同じ workspace を別の端末で開いても、そちらの名前が変わることはありません。

名前を変えたいときは、Device Override の上に出ている Rename を押します。それまでに作った差分も、新しい名前へまとめて引き継がれます。

名前を付けただけでは、まだ何も変わりません。差分は、実際に何か 1 つ値を変えたときに初めて作られます。

差分を編集する手順

  1. 左の一覧で、Device Override の下からその端末を選びます。

  2. さらにその下に並ぶセクションから、変えたいものを選びます。

  3. 出てきた画面で値を変えます。

画面の上には、まだ差分がないあいだ「基本の設定を引き継いでいる」という帯が出ます。値を変えるとその項目だけが差分になり、ほかの項目は引き続き基本の設定を見ます。

差分の変更は自動的に保存されます。基本の設定と違って Save & Reload を押す必要はありません。表示に反映するには Reload を押します。

上書きできる設定

差分を持てるのは、次のセクションです。左の一覧で、端末の下に並ぶものがそのまま対象になります。

  • General — 表示倍率、ウィンドウの透明度、minimap の表示などです。

  • Styles — アプリ全体の配色です。

  • Editor — 書体、文字の大きさ、行の高さ、余白などです。

  • Vim — Vim のキー操作まわりの設定です。

  • Shortcuts — キーの割り当てです。

  • Move Buttons — note の移動先ボタンです。

  • Quick Actions — よく使うコマンドの組み合わせです。

  • Doc CloudDefault project slug の 1 項目だけです。

  • iOS — iOS で開いているときだけ一覧に並びます。

Quick Actions は一覧には並びますが、端末ごとの画面からは編集できません。基本の設定の側で編集してください、という案内が出ます。

上書きできない設定

次のものは、意図的に端末ごとに分けられません。どの端末でも同じである必要があるか、そもそも端末ごとに持つ意味がないものです。

  • 同期とアカウントに関する設定

  • 書体の候補一覧

  • 契約プランの情報

  • いま開いている note などの一時的な状態

  • 端末ごとの差分そのもの

基本の設定と差分の合成

差分は、基本の設定に次のように重なります。

  • 項目のまとまりは中身ごとに比べられ、差分側に書かれた項目だけが置き換わります。書かれていない項目は基本の設定のままです。

  • 一覧(ショートカットの割り当てや移動先ボタンなど)は、まるごと置き換わります。1 つだけ差し替える、という重ねかたはできません。

  • 空の値は「書かれていない」と同じ扱いになり、基本の設定が透けて見えます。

たとえば基本の設定で文字の大きさが 14、余白が 12 だとして、ある端末でだけ文字を 18 にしたい場合、差分には文字の大きさだけを書けば足ります。余白は基本の設定の 12 のままです。

ほかの端末のぶんを先に用意する場合

いま使っていない端末の差分も、ここから先に用意できます。Device Override の下にある + Add another device を押し、その端末に付ける名前を入れて Add device を押します。

その端末で同じ名前を付けてサインインすると、用意しておいた差分がそのまま効きます。ここでも、実際に値を 1 つ変えるまでは保存されません。

差分を消す手順

セクション 1 つ分だけ消したいときは、その画面の上にある Reset this section を押します。そのセクションの差分だけが消え、基本の設定に戻ります。

端末 1 台分をまるごと消したいときは、左の一覧でその端末を選び、右にある のボタンから Remove all overrides for this device を選びます。確認の画面で Remove を押すと消えます。元には戻せません。

Caution

いま使っている端末を消すと、その端末の名前も一緒に消えます。もう一度差分を作るには、Name this device から名前を付け直します。

使わなくなった端末の差分は、そのままにしておいても害はありませんが、一覧が長くなるので消しておくと見通しがよくなります。

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