困ったときは
サインインできない、同期が止まった、作ったアプリが開かない — 実際に起きる詰まりを、症状ごとに引ける形でまとめています。
サインインの画面から進めないとき
デスクトップアプリでは、Sign in を押すとブラウザが開き、サインインはそちらで済ませます。そのあいだアプリ側は、ブラウザで終えてから戻ってくるよう促す文を出したまま待ちます。
ブラウザを閉じてしまったときは、Re-open browser で開き直せます。いったんやめて最初の画面に戻るときは Cancel を押します。
サインインが断られた場合は、その理由が赤い文字で画面に出ます。
アカウントのパスワードを忘れたとき
サインインのページで Forgot password? を押します。メールアドレスを入れて Send reset link を押すと、再設定用のリンクが届きます。
これで戻せるのはサインインに使うパスワードだけです。workspace の中身を解く master password は別物なので、こちらは戻せません。サインインの流れは はじめよう にまとめています。
master password を忘れたとき
master password は、なくすと復旧できません。workspace を暗号に掛けている鍵が master password から作られていて、その master password は運営側に預けられていないためです。問い合わせても開けられません。
Unlock workspace(master password を入れる画面)で入力を間違えると Incorrect password. Please try again. と出るだけで、先へは進めません。
できることは次の 2 つです。
その workspace をすでに開いたことのある端末が残っていれば、そこでは読み書きを続けられます。鍵がその端末に保管されているためです。必要な内容は、開けるうちに別の場所へ写しておきます。
新しい workspace を作り、そちらで書き直します。開けなくなった workspace はアカウントに残りますが、中身は読めないままです。
Caution
Settings → Sync の Always require password to unlock を入れていると、どの端末も鍵を覚えません。開けるはずの端末も、master password なしでは開けなくなります。
master password は、パスワード管理ソフトなど確実に残る場所に控えておいてください。控えを取るのは、なくす前にしかできない唯一の対策です。
Workspace error と出て先へ進めないとき
起動のときに workspace を用意できないと、Workspace error(起動が止まったことを知らせる画面)が出ます。文面が理由を示し、その下に進むためのボタンが並びます。
サインインが通らなかった場合は Sign in again が出ます。押すともう一度サインインからやり直せます。
結び付いていた workspace がアカウントに見あたらない場合は、ほかの workspace を選ぶボタンか、新しく作るボタンが出ます。消してしまった場合と、別のアカウントで入っている場合の両方がこの表示になります。
通信やサーバーの都合で開けなかった場合は Try again が出ます。しばらく置いてから押します。
どの理由でも Sign out は必ず出ます。別のアカウントで入り直したいときは、ここから抜けられます。
起動のたびに master password を求められるとき
鍵はその端末に保管されるので、ふだんは 2 回目以降の起動で聞かれません。別の端末やブラウザで開いたとき、閲覧データを消したとき、アプリを更新した直後などは、保管された鍵が読めずにもう一度聞かれます。どの場合も、入力すればそのまま開きます。
毎回必ず聞かれる場合は、Settings → Sync の Always require password to unlock が入っていないかを確かめます。入れておくと、どの端末も鍵を覚えなくなる項目です。
文字が入力できないとき
Vim のキー操作が最初から有効になっているためです。開いた直後は入力モードではないので、打ってもそのまま操作として解釈されます。i を押すと入力できるようになります。切りかたは 最初のノートを書く にまとめています。
同期が止まっているとき
アプリ上部の toolbar に出ている印を見ます。横線 2 本と Offline なら通信できておらず、赤い点と Error なら送受信に失敗しています。
順に次を確かめます。
印にマウスを乗せ、説明を読みます。Sign in to enable sync と出ていればサインインが切れているので、入り直します。
Settings → Sync のいちばん下の Sync History に、失敗した理由が新しい順に並びます。まずここを見ます。
Command Palette(
Mod+Kで開く、コマンドの検索窓)の Sync Now を実行し、待たずに送ってみます。Settings → Sync の Account & Subscription で契約を確かめます。無料期間が終わっているか解約している状態では、同期そのものが止まります。
通信できないあいだも、書くことと読むことは続けられます。保存した内容は端末に積まれ、つながった時点でまとめて送られます。詳しくは 同期 にまとめています。
その端末でまだ一度も workspace を開いていない場合だけは、オフラインでは起動できません。You're Offline と書かれた画面が出るので、つながってから Try Again を押します。
画像やファイルを入れられないとき
保存容量の上限を超えている可能性があります。上限を超えると、新しいファイルを入れることと、note に新しく埋め込むことだけが止まります。文章を書くことも、すでにあるファイルを見ることも止まりません。
いらないファイルを消せば、そのまま元に戻ります。いま使っている量は Settings → Sync の Account & Subscription の Storage に出ます。容量の足しかたは プランとストレージ、ファイルの片付けかたは 画像・添付ファイル にまとめています。
配色がおかしくなったとき
起動のたびに、配色まわりの壊れを点検して直すしくみが働きます。ほとんどの場合は気付かないうちに直っています。Command Palette の Settings: Run diagnostic and repair から、同じ点検を手動でもう一度かけることもできます。
直しきれなかったときだけ、画面の下に知らせが残ります。この知らせの文面には Color というタブの名前が出ますが、いまその名前のタブはありません。Styles のことです。まとめて戻すボタンもありません。実際の手順は 設定 にまとめています。
設定を壊してしまったとき
値を 1 つだけ戻すなら、その項目の右端に出ている戻すボタンを押します。変えた項目にだけ出るので、どこを触ったかの目印にもなります。
全体を最初の状態に戻すときは、Settings → Raw Settings を開き、中身を {} だけに置き換えて Apply を押します。
Caution
{} に置き換えると、キーの割り当ても配色もすべて最初の状態に戻ります。設定は workspace の中にあるので、同じ workspace を開いている端末すべてが同じ状態になります。
1 台だけ様子が違うとき
ほかの端末は平気なのに 1 台だけおかしい場合は、共通の設定ではなく Device Override(端末ごとの差分を重ねる画面)が原因かもしれません。その端末の差分だけを消すこともできます。手順は デバイスごとの設定 にまとめています。
作った text app が起動しないとき
アイコンをダブルクリックしても何も出ない、という形で気付きます。エラーの画面は出ません。窓が開く前に終わってしまうためです。
原因は、もとになった ROOT(新しい text app を作れる、もとの zudotext.app)の置き場所が変わったことです。作ったアプリは本体を持たず、ROOT の中にある本体を借りて動きます。ROOT を別の場所へ移した、名前を変えた、消した — このどれかがあると、借りる先を見失います。
直しかたは 2 つです。
ROOT を、作ったときと同じ場所に戻します。
新しい場所の ROOT から、そのアプリを作り直します。
自動でつなぎ直すしくみはありません。作り直す手順は textアプリの作成、移すときの注意は アップデート にまとめています。
画面の表示が崩れたとき
Command Palette の Reload App で、アプリを読み込み直せます。Mod+R でも同じです。
どちらの場合も、一度では読み込み直しません。もう一度押すよう促す知らせが出て、3 秒のあいだにもう一度押すと実行されます。押さずに置くと知らせは消え、何も起きません。うっかり読み込み直して、送信中の処理を止めてしまわないための作りです。
書きかけの内容は、入力が止まっておよそ 0.5 秒で保存されます。読み込み直す前に、少しだけ手を止めてください。
書き方がわからないとき
Command Palette の Open Help を実行すると、Help(機能の用途を探せる一覧)が開きます。Mod+Shift+/ や、アプリ上部の toolbar の Help からも開けます。
Search features… に言葉を入れるか、カテゴリを選んで機能を絞ります。カードを開くと、図、機能の説明、When to use が表示されます。割り当てのあるショートカットも確認できます。
Try it now は、その場で使える機能を実行します。Manual は詳しいマニュアルを開きます。Back to features で一覧に戻れます。部品の書き方は Directives の詳細で確認できます。
デスクトップアプリでは Open as external window で Help を別ウィンドウにできます。本文と並べて読みながら操作できます。もう一度開くと同じウィンドウを使います。閉じると、アプリ内の Help に戻ります。ブラウザ版や小さな画面ではアプリ内で表示します。
Mod+Shift+/ は Settings → Shortcuts の一覧に出てこないため、別のキーに変えることはできません。部品そのものの説明は カスタムコンポーネント にまとめています。
それでも直らないとき
どの起動画面にも Sign out があります。おかしな状態のまま先へ進めないときの、最後の逃げ道です。
Sign out すると、その端末に保管されていた鍵と、オフラインで読むための控えが消えます。次に入るときは、ネットワークと master password の両方が必要になります。書いたもの自体は workspace の中にあるので、消えることはありません。
iPhone や iPad では、Settings → iOS Device に Reset local data と Sign out が並びます。どちらも確認を挟んだうえで、その端末のサインインを解くだけで、控えと鍵はそのまま残ります。端末を手放すときは、こちらではなく Settings → Sync の Sign Out を使います。詳しくは iOS にまとめています。