カスタムコンポーネント
見出しや箇条書きだけでは足りないときのために、注意書きの囲みや、手順の一覧、カードといった部品が用意されています。書き方はどれも似ていて、コロンを並べた短い行で中身を挟むだけです。書いたそばからプレビューに反映されるので、仕上がりを見ながら組み立てられます。
書き方の決まり
部品には、中身を挟む形のものと、文章の途中に置く形のものがあります。
中身を挟むものは、::: に続けて名前を書いた行で始め、::: だけの行で閉じます。
:::note
ここが中身です。
:::囲みには見出しを付けられます。名前のうしろに角かっこで書きます。
:::note[覚えておくこと]
ここが中身です。
:::文章の途中に置くものは、コロン 1 つで始めて角かっこに文字を入れます。
この機能は :badge[NEW] です。細かい指定がある部品では、名前のうしろに波かっこで書き足します。title="日報の書き方" のように、値に空白を含むときは引用符で囲みます。
注意書きの囲み
note、tip、info、warning、danger の 5 つがあります。名前が違うと色と記号が変わるだけで、書き方はどれも同じです。
:::note
ふつうの補足です。
:::
:::tip[知っておくと便利]
知らなくても困らないが、知っていると早い話です。
:::
:::warning
うまくいかないかもしれない、という注意です。
:::
:::danger
取り返しがつかないことが起きる、という強い警告です。
:::info は説明の補足、danger はいちばん強い警告です。読む人の目に入る順番は色で決まるので、ほんとうに大事なところにだけ danger を使うと効きます。
手順の一覧
steps の中に置いた段落が、上から順に番号の付いた手順になります。段落と段落のあいだは空行で区切ります。
:::steps
必要なものをそろえます。
設定を書き換えます。
動かして確かめます。
:::カードとカードの並び
card は、見出しの付いた四角い枠です。title は必ず書きます。
:::card{title="日報のテンプレート"}
毎日ここから書き始めます。
:::書き足せる指定は次のとおりです。
title— 枠の見出しです。省略できません。icon— 見出しの前に置く記号です。href— 枠全体をリンクにしたいときの行き先です。variant— 見た目です。default、highlight、outlineから選びます。書かないときはdefaultです。
card を横に並べるときは card-grid で囲みます。囲む側はコロンを 1 つ増やして :::: にします。中身のコロンと数が同じだと、どこで閉じたのか読み取れなくなるためです。
::::card-grid{cols=2}
:::card{title="はじめに"}
最初に読む内容です。
:::
:::card{title="次に"}
そのあとに読む内容です。
:::
::::cols には 2、3、4 を指定できます。書かないときは 2 です。
図と説明文
figure は、中身をひとまとまりの図として扱い、下に説明文を付けます。中に置けるのは画像に限りません。表でも箇条書きでも構いません。
:::figure{caption="今期の売上の推移" align=center}

:::caption— 下に出す説明文です。align— 置き場所です。left、center、rightから選びます。
文中の小さな札
badge は、文章の途中に置く小さな色付きの札です。
この項目は :badge[NEW]{variant=success} です。
この書き方は :badge[非推奨]{variant=danger} になりました。variant には default、success、warning、danger を指定できます。書かないときは default です。
画像の大きさと配置
画像は、うしろに波かっこを付けると大きさと置き場所を決められます。専用の部品ではなく、ふつうの画像の書き方に足すだけです。
{w=1/2}
{w=1/3 align=right}
{w=2/3 align=center caption="3 階の会議室"}w— 幅です。1/4、1/3、1/2、2/3、3/4、full、autoから選びます。まわりの幅に対する割合で決まります。align— 置き場所です。left、center、rightから選びます。caption— 画像の下に出す説明文です。
画像そのものの入れ方は画像・添付ファイルにまとめています。
挿入ダイアログ
書き方を覚えていなくても、一覧から選んで入れられます。Mod+Shift+I を押すか、コマンドパレット で Insert component… を実行します。
上の入力欄に名前の一部を打つと、候補が絞り込まれます。ダイアログの中で
/を押すと、この欄に戻れます。左側の All、Admonition、Layout、Inline で種類を切り替えられます。
矢印キーで選び、
Enterで決めます。マウスでタイルをクリックしても同じです。Escapeで閉じます。
選ぶと、カーソルの位置に骨組みだけが入ります。囲みなら、名前を書いた開始の行と content の行と閉じの行の 3 行が入り、カーソルは content の先頭に置かれます。文字を選んでから開いたときは、選んでいた部分が骨組みに置き換わります。
Mod+Shift+I は Settings → Shortcuts の一覧には出てこないので、別のキーに変えることはできません。
入力補完
エディタで : を打つと、その場に候補が出ます。名前を最後まで打たなくても選べます。
この動きは Settings → Editor の Enable Directive Autocomplete で切り替えられます。最初は入っています。
名前を間違えたとき
登録されていない名前を書くと、プレビューでその部分が赤い点線で囲まれ、Unknown directive に続けて打った名前が表示されます。:::note を :::not と打ったような取り違えが、そのまま気付かず残ることはありません。
Help
Help(機能を用途から探せる一覧)で Directives を選ぶと、部品の説明を読めます。部品ごとに、指定できる項目の表と、書き方の見本と、その見本を表示した結果が並びます。書き方を思い出したいときは、このページよりこちらのほうが早いこともあります。
開き方は 3 通りです。
アプリ上部の toolbar にある Help のボタンをクリックします。
Command Palette(
Mod+Kで開く、コマンドの検索窓)で Open Help を実行します。Mod+Shift+/を押します。
Mod+Shift+/ は Settings → Shortcuts の一覧には出てこないので、別のキーに変えることはできません。
デスクトップアプリでは Open as external window で Help を別ウィンドウにできます。本文と並べて書式を確かめられます。詳しくは 困ったときは にまとめています。