編集キーバー
編集キーバーは、字下げや文字の装飾、カーソル移動を行うボタンの集まりです。画面キーボードにない Tab や矢印キーの代わりにも使えます。パソコンでは、画面の上下に固定するか、本文の近くへ動かせる小さなバーとして表示するかを選べます。
表示される場所
編集キーは最初はオフです。Show editing keys をオンにすると、デスクトップではアプリ上部の toolbar の下に横 1 列で並びます。置き場所は 4 つから選べます。画面の上、画面の下、本文に重なる横長のバー、本文に重なる縦長のバーです。選びかたは、このページの「編集キーの置き場所」でまとめています。
モバイルでは、Compact mobile chrome(小さい画面で操作をまとめる設定)が最初からオンです。画面上には、3 点の More tools(編集キーやアプリの操作をまとめたパネル)ボタンが出ます。その周りによく使う編集キーを置いたものが、編集パレットです。
コンパクト表示は、スマートフォンなどの狭い画面で使われます。タッチ操作を中心に使うタブレットも対象です。画面キーボードで空き領域が狭くなると、お気に入りのキーが一時的に More tools の中へ移ります。
編集キーの表示と非表示
編集キーの表示は、次の方法で切り替えます。
Toggle editing keys — アプリ上部の toolbar にある、キーボードの形をしたボタンを押します。
Command Palette(
Mod+Kで開く、コマンドの検索窓)— Toggle editing keys を実行します。Settings → Editing palette(編集キーの設定)— Show editing keys を切り替えます。
Show editing keys をオフにすると、編集キーが隠れます。モバイルのコンパクト表示では、More tools ボタンが残ります。そこからアプリや frame の操作を使えます。
表示と置き場所は別の設定です。キーを隠しても置き場所は覚えられています。もう一度表示すると、隠す前と同じ場所に戻ります。
Toggle editing keys には、キーが割り当てられていません。Settings → Shortcuts の一覧にもないため、キー操作で切り替える設定はありません。
広い画面では、toolbar のキーボードのボタンを非表示にできます。Settings → Menu Bar の Editing Keys で切り替えます。
モバイルの編集パレット
エディタを操作しているときに More tools を開くと、Keys が最初に選ばれます。編集キーは、アイコンや短い文字のボタンで並びます。モバイルのキーは、少し浮き上がったキーボードの形をしています。押しているあいだは沈みます。Control chord のように押した状態が続くキーは、沈んだままになります。
| 見出し | キーの種類 |
|---|---|
| Structure | 字下げ、箇条書き、見出しなど |
| Format | 太字、リンク、画像の挿入など |
| History | 取り消しとやり直し |
| Cursor | カーソルの移動 |
| System | キーボードを閉じる操作、Escape、Control の組み合わせ |
エディタから別の場所へ操作先を移すと、周りのお気に入りのキーは隠れます。この状態で More tools を開くと、App が最初に選ばれ、Keys は出ません。本文をタップすると、お気に入りのキーが戻ります。パネル内で操作を続けても、Keys の有無は変わりません。
App の操作は、アイコンと名前が横に並んだ行から選びます。Go、Note、Workspace、Frames の見出しでまとまっています。現在の frame に操作があるときは、Frame から開けます。
パネル上部には、移動用の Move palette、歯車の Configure palette、閉じる × があります。Show editing keys をオフにした場合も、これらの操作は使えます。
Android では、端末の戻るボタンや戻るジェスチャーでもパネルを閉じられます。
よく使うキーの配置
Configure palette を開き、Directional favorites(周りに置くお気に入りのキー)で位置を選びます。選んだ位置の一覧から、置きたいキーを選びます。
上下左右に各 2 つずつ、合計 8 つの位置があります。設定画面の名前は次のとおりです。
Above · outer / Above · inner
Left · outer / Left · inner
Right · inner / Right · outer
Below · inner / Below · outer
中央の More tools ボタンは固定です。最初は、周りの 8 つの位置には何も入っていません。Empty を選ぶと、その位置のキーを外せます。空いている場所では、下の本文をそのまま操作できます。
Keys inside More(パネル内に並べるキー)は、周りのお気に入りとは別の設定です。片方を変えても、もう片方の選択は変わりません。
パレットの移動
More tools ボタンや周りのお気に入りをドラッグすると、パレット全体を動かせます。細かく位置を決めるときは、移動モードを使います。
More tools を開き、上部の Move palette を押します。
画面に出る点を目安に、パレットをドラッグして位置を決めます。画面の矢印ボタンでも動かせます。
Done を押すと、その位置で確定します。元の位置に戻すときは Cancel を押します。
移動モードでは本文を編集できません。点線は移動を始めた位置を示します。移動前にエディタを操作していた場合は、移動が終わるとそこへ戻ります。
キーボードでは、次の操作が使えます。
| キー | 操作 |
|---|---|
矢印キー / H・J・K・L | 1 目盛り動かします。H は左、J は下、K は上、L は右です。 |
Shift を押しながら矢印キー / H・J・K・L | 4 目盛りずつ動かします。 |
Enter | 位置を確定します。画面のボタンを選んでいるときは、そのボタンを実行します。 |
Esc | 移動を取り消し、移動前の位置へ戻します。 |
R | 初期位置へ動かします。続けて Done または Enter で確定します。 |
Tab / Shift+Tab | 画面の移動用ボタンを順に選びます。 |
画面の Reset position も R と同じ操作です。初期位置へ動かしたあとでも、Cancel で移動前の位置に戻せます。
Command Palette の Move editing palette からも移動モードを開けます。このコマンドは、モバイルのコンパクト表示で使えます。最初はキーが未割り当てなので、必要に応じて Settings → Shortcuts で割り当てます。
編集キーの置き場所
デスクトップでは、編集キーの置き場所を 4 つから選べます。モバイルのコンパクト表示では、この設定は使いません。More tools と周りのお気に入りを使います。
Docked top — アプリ上部の toolbar のすぐ下に、横 1 列で並びます。最初はこの置き場所です。
Docked bottom — 画面の下端に、横 1 列で並びます。
Float horizontal — 本文に重なる横長の小さなバーとして表示します。好きな場所へ動かせます。
Float vertical — 本文に重なる縦長のバーとして表示します。キーは 2 列ずつ並びます。
置き場所を選ぶ方法は 3 つあります。
編集キーの右端にある 3 点のボタンを押し、Placement の下から選びます。
Settings → Editing palette の Placement から選びます。設定画面の名前は Docked to top、Docked to bottom、Floating horizontal bar、Floating vertical rail です。
Command Palette で Editing keys: dock to top、Editing keys: dock to bottom、Editing keys: float as horizontal bar、Editing keys: float as vertical rail のいずれかを実行します。
Command Palette のこの 4 つは、編集キーを隠しているときにも使えます。実行すると、置き場所が変わると同時に編集キーが表示されます。編集キーを隠したまま置き場所だけを変える操作はありません。
置き場所は workspace の設定として保存され、別の端末でも同じになります。
3 点のメニュー
編集キーの右端にある 3 点のボタンを押すと、次の内容が出ます。どの置き場所でも同じ内容です。編集キーの空いている部分を右クリックしても、同じメニューが出ます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Placement の 4 行 | 置き場所を選びます。いまの置き場所にチェックが付きます。 |
| Configure palette… | Settings → Editing palette を開きます。 |
| Hide editing keys | 編集キーを隠します。置き場所は覚えられています。 |
キーの上で右クリックすると、そのキーの操作が上に加わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キーの名前 | どのキーを右クリックしたかを示します。 |
| Hide this key | そのキーを隠します。 |
| Move earlier | そのキーを 1 つ前へ動かします。 |
| Move later | そのキーを 1 つ後ろへ動かします。 |
並びの端にあるキーでは、Move earlier と Move later のうち使えないほうが薄く表示されます。隠したキーを戻すときは、Settings → Editing palette の Keys inside More でチェックを入れます。
動かせるバーの使いかた
Float horizontal と Float vertical では、バーの端にある、点が並んだつまみをドラッグして位置を決めます。よく編集する場所の近くに置くと、ポインターを大きく動かさずに使えます。
バーの右端の切り替えボタンでも、横長と縦長を行き来できます。ボタンの名前は、横長のときは Switch to vertical rail、縦長のときは Switch to horizontal bar です。キーが収まらないときは、キーの並ぶ部分をスクロールできます。
Float vertical は、ウィンドウの左右の端へ近づけて離すと、その端に揃います。上部の Collapse floating keys で小さく畳めます。Expand floating keys を押すと、キーが再び出ます。
置き場所の座標と畳んだ状態は、端末・ウィンドウごとの保存で、同期されません。横長と縦長の座標は、それぞれ覚えています。
ボタンの一覧
最初から使えるボタンは次のとおりです。マウスを重ねると、ボタンの名前が出ます。
| 名前 | 働き |
|---|---|
| Outdent | 行の字下げを 1 段浅くします。Shift+Tab の代わりです。 |
| Indent | 行の字下げを 1 段深くします。Tab の代わりです。 |
| Bulleted list | 行の頭に - を付けて箇条書きにします。 |
| Task list | 行の頭に - [ ] を付けてチェックリストにします。 |
| Quote | 行の頭に > を付けて引用にします。 |
| Heading | 行の頭に # を付けて見出しにします。 |
| Bold | 選んだ文字を ** で囲んで太字にします。 |
| Italic | 選んだ文字を _ で囲んで斜体にします。 |
| Inline code | 選んだ文字を ` で囲んでコードにします。 |
| Link | リンクの記法を入れます。 |
| Insert asset | 画像やファイルを差し込む画面を開きます。 |
| Undo edit | 直前の変更を取り消します。 |
| Redo edit | 取り消した変更をやり直します。 |
| Cursor left / Cursor right | カーソルを 1 文字左 / 右に動かします。 |
| Cursor up / Cursor down | カーソルを 1 行上 / 下に動かします。 |
| Hide keyboard | 画面キーボードを閉じます。 |
| Escape | エディタ内の Escape 操作を実行します。 |
| Control chord | Control と組み合わせるキーを選びます。 |
行の頭に記号を付けるボタン
Bulleted list、Task list、Quote、Heading は、カーソルのある行に働きます。複数の行を選んでいるときは、空の行を除いたすべての行にまとめて付きます。
すでに同じ記号が付いている行でもう一度押すと、記号が外れます。別の種類のリストの記号が付いているときは、押したほうの記号に置き換わります。字下げはそのまま残ります。
文字を囲むボタン
Bold、Italic、Inline code は、選んだ範囲を記号で囲みます。何も選んでいないときは、記号が 2 つ入り、そのあいだにカーソルが置かれます。すでに囲まれている範囲でもう一度押すと、記号が外れます。
Link は、選んだ文字をリンクの文字にして [文字]() を入れます。カーソルは () の中に置かれます。何も選んでいないときは []() が入ります。続けてリンク先の URL を入力します。
キーボードを閉じる操作と画像の挿入
Hide keyboard と Insert asset を押したあとは、エディタにカーソルが戻りません。前者は画面キーボードを閉じ、後者は画像やファイルを選ぶ画面を開きます。
Insert asset で開く画面は 画像・添付ファイル で扱います。
ボタンの並びを変える方法
Settings → Editing palette の Keys inside More で、使うキーを選びます。この一覧は、どの置き場所でも共通です。周りのお気に入りの割り当ては変わりません。
表示したいボタンの行にチェックを入れます。チェックを外すと、そのボタンが隠れます。
行の右にある上下の矢印で、並び順を入れ替えます。
最初の並びに戻すときは、Reset keys を押します。
More tools と Float horizontal、Float vertical では、キーが種類ごとにまとまります。設定した順番は、同じグループの中で使われます。Docked top と Docked bottom では、一覧の順番のまま横に並びます。
最初は表示されていないボタンとして、次のキーも選べます。
Insert tab — カーソルの位置に字下げの文字を入れます。
Numbered list — 行の頭に
1.を付けて番号付きリストにします。Strikethrough — 選んだ文字を
~~で囲んで取り消し線にします。Code block — コードを書くための枠を入れ、中の空の行にカーソルを置きます。
Horizontal rule — 区切り線の
---を入れます。Line start / Line end — カーソルを行の先頭 / 末尾に動かします。
キーの選択や順番、お気に入りの割り当ては、workspace の設定として同期されます。モバイルのパレットの置き場所は、端末・ウィンドウごとに保存されます。
使えない状態での表示
文字を変換しているあいだは、編集キーを使えません。先に変換を確定します。読み取り専用のエディタでは、文字を変えるキーが無効になります。Escape、カーソル移動、Hide keyboard は使えます。
More tools を開いたあとで操作先がなくなると、Select an editor to use editing keys. と表示されます。変換中は Finish composing text to use editing keys.、読み取り専用では This editor is read-only. が出ます。
Escape と Control chord は、エディタの中だけで働きます。OS やアプリ全体のショートカットの代わりにはなりません。モバイルで別の frame へ移ったとき、隠れたエディタへキーが送られることもありません。
画面いっぱいに書く方法
コンパクト表示では、toolbar と frame の操作は More tools にまとまっています。Frame の Show editor controls で、現在のエディタの操作部を表示できます。書く面に戻るときは Return to writing を押します。
Compact mobile chrome をオフにすると、通常の toolbar、ナビゲーション、編集キーバーを使えます。編集キー自体を無効にする設定ではありません。
通常のモバイル表示では、アプリ上部の toolbar を隠せます。編集キーを Docked top か Docked bottom にしている場合の手順は、次のとおりです。
toolbar の右端にある縦 3 点のメニューを開きます。
Toggle Global Header を押します。toolbar が隠れて、書く面が広がります。
toolbar を戻すときは、編集キーバーの右端にある Show header を押します。
Show header は、編集キーの列をスワイプしても隠れません。編集キーを非表示にしている場合も、Show header だけの列が残ります。Float horizontal か Float vertical にしている場合は、Command Palette の Toggle Global Header で戻します。
広い画面では Show header は出ません。toolbar を隠す、戻す操作は レイアウト で扱います。