zudo-text マニュアル

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エディタ

文章を書く面です。Markdown の記法に色が付き、リストは自動で続き、打ち込んだ内容はそのまま workspace に入ります。保存のボタンはありません。入力を助けるしくみと、文字を探して置き換えるしくみも最初から組み込まれています。

文字が入力できないとき

zudo-text は Vim のキー操作が最初から有効になっています。開いた直後は入力モードではないため、キーを打っても文字が入らず、そのキーが操作として解釈されます。故障ではありません。

Vim をそのまま使う場合は i を押して入力モードに入ります。Vim の操作が不要であれば、Settings → Vim の Vim Mode(Vim のキー操作を使うかどうかの設定)をオフにします。Command Palette(Mod+K で開く、コマンドの検索窓)の Toggle Vim Mode でも同じ切り替えができます。

このマニュアルの他のページは、Vim を切った状態を前提にしています。

入力を助けるしくみ

書いている途中で自動的に働くものです。いずれも Settings → Editor で個別にオフにできます。

  • Markdown List Auto-Indent — 箇条書きや番号付きリストの行で Enter を押すと、次の行にも同じ記号が付きます。既定でオンです。

  • List Hanging Indent — リストの項目が折り返したとき、2 行目以降の頭が記号の右にそろいます。既定でオンです。

  • Indent Guides — 字下げの深さに合わせて、縦の細い線が出ます。既定でオンです。

  • Enable Directive Autocomplete — : を打つと、使える directive の候補が出ます。既定でオンです。

  • Spellcheck — macOS のシステムスペルチェックでスペルミスに波線が付きます。波線を左クリックするか、カーソルを置いて Alt+Enter を押すと候補ポップアップが開きます。右クリックでは候補、辞書への追加、この session での無視を選べます。既定でオフです。macOS 版のみです。

  • Japanese typo suggestions — 日本語の文章にある 3 種類の決められた誤記を探します。既定でオフです。macOS 以外でも使え、判定は端末内で完結します。文法や文脈は判定しません。

directive そのものは カスタムコンポーネント で扱います。

Spellcheck は Command Palette の Toggle Spellcheck でも切り替えられます。既定ではキーが割り当てられていないので、よく使うようであれば Settings → Shortcuts で割り当ててください。

Japanese typo suggestions は Settings → Editor でオンにします。Spellcheck と共通の候補ポップアップを使い、波線の左クリックか、誤記にカーソルを置いて Alt+Enter を押すと開きます。

候補をクリックするか、Tab で候補へ移動して Enter を押すと、その箇所だけが置き換わります。Mod+Z で元に戻せます。Escape または丸い X ボタンは、候補を閉じるだけです。候補一覧の外をクリックする、エディターやページをスクロールする、編集する、IME 入力を始めると閉じます。候補一覧内をスクロールしても閉じません。

対象は うる覚え → うろ覚え、シュミレーション → シミュレーション、コミニュケーション → コミュニケーション の 3 組です。判定のために文書をネットワークへ送ることはありません。

コード、引用、リンクを含む段落や、解析が終わっていない部分、長い文書の一部では候補が出ないことがあります。3 種類すべての誤記が常に見つかるとは限りません。

字下げの単位は Indent Type で Spaces か Tab を選び、Indent Size で 1 から 8 までの幅を決めます。最初は半角スペース 2 つです。

Format Markdown

見出しの前後の空行、リストの記号、表の桁そろえなどをまとめて整えます。Command Palette の Format Markdown から実行します。エディタを右クリックしたメニューにも同じ項目があります。

このコマンドには最初キーが割り当てられていません。よく使うようであれば Settings → Shortcuts で割り当ててください。

Advanced Find & Replace

いま開いている note の中で、文字列を探して置き換えます。Mod+Alt+F を押すか、Command Palette の Advanced Find & Replace を実行すると、エディタの上端に入力欄が開きます。

  • Find に探す文字列を入れます。右側に「3/12」のように、いま何番目の一致かが出ます。

  • Enter で次の一致へ、Shift+Enter で前の一致へ移ります。

  • Alt+Enter を押すと、一致したすべての箇所を同時に選択します。

  • Replace に置き換える文字列を入れて Enter を押すと、いまの一致だけが置き換わります。Mod+Alt+Enter ではすべてが置き換わります。

  • Aa で大文字小文字の区別を、その隣のボタンで単語単位の一致を、さらに隣のボタンで正規表現を切り替えます。

  • 正規表現の書きかたが正しくないときは、件数の代わりに「Invalid」と出ます。

  • Escape で閉じます。

Mod+F で開くものは別の機能です。こちらはエディタとプレビューをまたいで探すもので、検索 で扱います。

ステータスバー

エディタの下端に、いま開いている note と文字数が出ます。左から順に、note の番号(名前の付いたファイルであればそのファイル名)、文字数、空白を除いた文字数、行数です。

不要であれば Settings → Editor の Status Bar をオフにします。

ファイルの読み込み

エディタにファイルを落とすと、種類によって扱いが変わります。

  • 画像 — workspace に asset として保存され、その画像を指す記法がカーソル位置に入ります。

  • テキストファイル — デスクトップアプリでは、カーソル位置に貼り付ける、新しい note にするなど、扱いを選ぶ画面が出ます。ブラウザ版では、中身がそのままカーソル位置に貼り付けられます。

  • それ以外のファイル — asset として保存され、リンクの記法が入ります。

  • フォルダ — 取り込まれません。フォルダであることを知らせるメッセージが出ます。

テキストとして扱われるのは .md、.mdx、.txt、.markdown のように、画像でも PDF や Office 文書のような形式でもないファイルです。選ぶ画面については ファイルのドロップ にまとめています。画像はクリップボードからの貼り付けにも対応しています。asset の扱いは 画像・添付ファイル で扱います。

Paste as Plain Text

Paste as Plain Text(書式を外して文字だけを貼り付けるコマンド)を使うと、Web ページや他のアプリからコピーした文章を、プレーンテキストとして貼り付けられます。見出しの大きさ、文字の色、リンクなどの書式は持ち込まれません。macOS では「スタイルを合わせてペースト」(Paste and Match Style)と呼ばれている操作にあたります。

貼り付けの手順

  1. 貼り付けたい note のエディタをクリックして、カーソルを置きます。

  2. Mod+Shift+V を押します。

範囲を選んでから実行すると、選んだ範囲が貼り付けた文字に置き換わります。次の操作でも、同じように貼り付けられます。

  • Command Palette の Paste as Plain Text

  • エディタの右クリックメニューの Paste as Plain Text

  • macOS のデスクトップアプリのメニューバーにある Edit → Paste as Plain Text

貼り付けた結果

貼り付けは 1 回の編集として記録されます。Mod+Z を 1 回押すと、貼り付けた文字がまとめて消えます。やり直しの操作で、もう一度入ります。

# や * のような Markdown の記号は、コピーした文字のまま入ります。消えたり、別の記号に置き換わったりはしません。

画像やファイルは取り込まれません。画像を貼り付けたいときは、通常の貼り付け(Mod+V)を使います。

貼り付けられないとき

次の場合は何も貼り付けられず、note もそのまま残ります。

  • クリップボードが空のとき — The clipboard has no plain text to paste という通知が出ます。

  • 画像だけをコピーしているとき — 同じ通知が出ます。

  • クリップボードを読み取れなかったとき — Couldn't read plain text from the clipboard という通知が出ます。

  • 貼り付け先の note がないとき — Command Palette やメニューバーから実行したときに、編集できる note のエディタが選ばれていないと、Focus an editable note to paste as plain text という通知が出ます。読み取り専用の note も、どこから実行しても同じ扱いです。

クリップボードを読み取っているあいだに、別の note へ切り替えたり、文字を打ったり、選んだ範囲を変えたりすると、貼り付けを取りやめます。元の note にも、切り替えた先の note にも何も入りません。

対応しているコピー内容

コピーした内容には、同じ文章が複数の形式で入っていることがよくあります。Paste as Plain Text は、そのうち次の形式だけを扱います。

  • プレーンテキスト — 含まれていれば、常にこれを使います。一緒に入っている書式付きの形式は使いません。

  • HTML だけの内容 — ブラウザ版では、HTML から文字だけを取り出して貼り付けます。macOS のデスクトップアプリでは貼り付けず、通知が出ます。

  • RTF だけの内容 — アプリが RTF を読み解くことはありません。プレーンテキストが一緒に入っていなければ、通知が出て何も入りません。

ふつうのアプリでコピーすると、プレーンテキストも一緒に入ります。そのため、多くの場合はそのまま貼り付けられます。

キーを変える方法

Settings → Shortcuts の Editor にある Paste as Plain Text で、別のキーを割り当てられます。キーを外しても、Command Palette や右クリックのメニューからは使えます。

Mod+Shift+V が Paste as Plain Text として働くのは、note のエディタにカーソルがあるときだけです。Spreadsheet Helper の sheet では Paste values only(値だけの貼り付け)として働きます。Terminal やダイアログの入力欄でも、それぞれの貼り付けとして働きます。

メニューバーの Edit → Paste as Plain Text は、カーソルがある場所に合わせて働きます。Settings の検索欄のような、ふつうの文字の入力欄にカーソルがあるときは、その入力欄に文字だけを貼り付けます。

パスワードの欄、数値の欄、Terminal、Spreadsheet Helper の sheet など、このコマンドの対象外の場所にカーソルがあるときは、何も貼り付けず、Paste as Plain Text isn't available here という通知が出ます。入力欄の中身も note もそのまま残ります。これらの場所では、通常の貼り付け(Mod+V)を使ってください。

note がダイアログに隠れているときも、note には貼り付けず、通知が出ます。

右クリックのメニュー

エディタを右クリックすると、カーソルの位置に応じた項目が出ます。

  • Cut / Copy / Paste / Select All — 文字の切り取り、コピー、貼り付け、全選択です。

  • Paste as Plain Text — 前述の、文字だけの貼り付けです。

  • AI command… / Send selection to AI Assistant — 選んだ範囲を AI に渡します。

  • Edit table… / Edit sheet… — カーソルが表の中にあるときだけ出ます。

  • Insert component… / Insert asset… — directive や、画像などのファイルを差し込みます。

  • Format Markdown — 前述の整形です。

  • Copy file path — Full path、Relative path、Filename から選んでコピーします。

macOS がもともと持っているメニューを使いたい場合は、Settings → Editor の Native Context Menu をオンにします。

見た目の調整

Settings → Editor で、書いている面の見た目を変えられます。

  • Font Family — 候補の一覧から選びます。最初は JetBrains Mono です。

  • Font Size — 10 から 24 まで選べます。最初は 16 です。

  • Line Height — 1.0 から 2.0 まで選べます。最初は 1.6 です。

  • Horizontal Padding / Vertical Padding — 本文と枠のあいだの余白です。どちらも 0 から 48 まで指定できます。

  • Line Numbers — 行番号を出すかどうかです。既定でオンです。番号と本文のあいだは Line Number Left Padding で 0 から 40 まで調整できます。

  • Typewriter Scrolling — 入力している行が常に画面の中央に来るようになります。既定でオフです。

行番号は Command Palette の Toggle Line Numbers でも切り替えられます。長い note では、右端に文書全体を縮めて表示する帯を出せます。こちらは Settings → General の Show minimap、または Command Palette の Toggle minimap で切り替えます。

この 2 つにはキーを割り当てるしくみがありません。Settings → Shortcuts を探しても項目は見つからないので、設定か Command Palette から操作します。

行の折り返し

Vim を使わない場合も、長い行の折り返しを切り替えられます。操作するエディタをクリックしてから、Mod+K で Command Palette を開き、wrap を検索します。

  • Enable Word Wrap — 長い行をエディタの幅で折り返します。

  • Disable Word Wrap — 折り返さず、横方向にスクロールして読みます。

  • Toggle Word Wrap — 折り返しのオンとオフを切り替えます。

対象は現在の frame のエディタだけです。本文への改行の追加や、編集履歴の変更は行いません。読み取り専用でも表示の折り返しを変えられます。

Vim の :set wrap、:set nowrap と同じ状態を操作します。Vim をオフにしても折り返しの選択は維持されます。Vim をオンにしたときは、設定済みの Vimrc が適用されます。

この選択はエディタを開いている間の表示状態です。workspace の設定として保存・同期されず、エディタの作り直しやアプリの再読み込みでは初期状態に戻ります。

空のエディタの案内

本文が空のときは Start writing here と表示されます。続く Right-click a table to open Edit sheet… は表の編集、Type @@ to ask the AI inline は本文中から AI を呼ぶ操作の案内です。入力すると消え、読み取り専用のエディタには表示されません。

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