Terminal
macOS のデスクトップ版では、Terminal(文字で命令を実行する画面)を frame として開けます。ローカルのコマンドライン(CLI)ツールや、その動作を教える skills(作業用の指示書)を使うときに便利です。workspace の note はローカルフォルダにはコピーされません。
Terminal の起動
空の frame の一覧から Terminal を選びます。Command Palette(コマンドの検索窓)で Open Terminal を実行する方法もあります。
Home folder 以外で始めたいときは、見出しの歯車から開始フォルダを選びます(次の節)。
frame の中に
Terminal is not running. Press Enter to start a shell in …という案内が出ています。そのままEnterを押すと shell が始まります。
frame には toolbar がありません。見出しにある歯車のアイコンと、画面を右クリックしたときのメニューが操作の入り口です。
見出しの歯車の左には小さな丸が付いていて、いまの状態を表します。状態は Idle(止まっている)、Starting…(起動中)、Running(動作中)、Exited(shell が終了した)、Error(起動に失敗した)の 5 つです。frame の幅が狭いときは丸が省略されます。
保存した layout を開き直したときは、Terminal は必ず Idle から始まります。前の shell が自動で戻ることはありません。
開始フォルダ
初期値は Home folder です。選んだフォルダから shell が始まります。ここで決まるのは shell を起動する場所だけで、shell 内で cd を実行しても表示は変わりません。
見出しの歯車を押すと、いま選ばれているフォルダと Choose folder…、Use home folder が出ます。Choose folder… でローカルフォルダを選び、Use home folder で Home folder に戻します。
CLI によっては Home folder にあるユーザー用の設定や skills を使います。そこを開始場所にするときは Use home folder を選びます。特定の project のファイルや skills を使うときは、その project のフォルダを Choose folder… で選びます。どの skills を読み込むかは、起動する CLI の設定に従います。
フォルダを選べるのは shell が動いていない間だけです。Starting… または Running の間は項目が押せなくなり、Stop the terminal to change its starting folder. という案内が出ます。
歯車のメニュー
見出しの歯車には、開始フォルダのほかに次の項目があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Start terminal / Stop terminal / Restart terminal | いまの状態に応じて表示が変わる 1 つのボタンです。Idle なら始め、動いている間は止め、終了後や失敗後は始め直します |
| Clear | 画面に出ている内容を消します。shell は止まらず、shell 自身の入力履歴も消しません |
| Terminal settings… | Settings の Terminal タブをその場で開きます |
右クリックのメニュー
Terminal の画面を右クリック(タッチなら長押し)すると、Copy、Paste、Clear terminal が出ます。shell が動いている間は Stop terminal も並びます。
Copy — 選んだ文字を clipboard にコピーします。何も選んでいないときは押せません。
Paste — clipboard の内容を動いている shell に送ります。shell が動いていないときは押せません。
Clear terminal — 画面の表示だけを消します。
Stop terminal — この frame の shell を終了します。
まだ一度も動かしていない Idle の間は、メニュー自体が出ません。押せない項目だけが並ぶよりも、Enter で始める案内だけを残しています。
キーの操作
macOS では Mod が Command キーです。Mod+C でコピー、Mod+V で貼り付け、Mod+A で表示中の文字をすべて選択できます。Ctrl+C のような shell 用のキー操作は、そのまま shell に送られます。
改行を含む文字を貼り付けようとすると、Paste multiple lines? という確認が出ます。shell は改行を受け取った時点でその行を実行するため、貼り付ける前に中身を見せています。何行あるかと本文の一部が出るので、Paste で実行、Cancel(または Esc)で取り消します。この確認は Settings の Terminal タブの Confirm multi-line paste で切れます。
ターミナル設定
Settings の Terminal タブで、文字の見た目と動きを調整できます。歯車の Terminal settings… からも開けます。変更はすぐ画面に反映され、動いている shell を止める必要はありません。
Text
| 項目 | 内容 | 最初の状態 |
|---|---|---|
| Font Family | 画面に使う等幅フォントです。空欄のままだと Editor タブの Font Family に従います | 空欄 |
| Font Size | 文字の大きさです。10 から 24 まで | 14 |
| Line Height | 行の高さです。1.0 から 1.5 まで | 1.2 |
| Letter Spacing | 文字の間隔です。-2 から 4 まで | 0 |
| Font Weight | 文字の太さを Normal、Medium (500)、Semibold (600) から選びます | Normal |
Padding
| 項目 | 内容 | 最初の状態 |
|---|---|---|
| Horizontal | 画面の左右の余白です。0 から 48 まで | 4 |
| Vertical | 画面の上下の余白です。0 から 48 まで | 4 |
Cursor
| 項目 | 内容 | 最初の状態 |
|---|---|---|
| Style | カーソルの形を Block(四角)、Bar(縦棒)、Underline(下線)から選びます | Block |
| Blink | カーソルを点滅させます | オン |
Behavior
| 項目 | 内容 | 最初の状態 |
|---|---|---|
| Scrollback lines | さかのぼって読める行数です。1000 から 50000 まで | 5000 |
| Copy on select | 文字を選んだだけで clipboard にコピーします | オフ |
| Confirm multi-line paste | 改行を含む貼り付けの前に確認を出します | オン |
| Option key as Meta | Option キーを Meta(Alt)として扱います。オフだと Option 本来の文字が入ります | オフ |
| ⌘-click opens URLs | 画面に出た URL を Mod を押しながらクリックで開きます | オン |
| Bold text uses bright colors | 太字を明るい色で描きます | オフ |
これらは settings の一部なので、同じ account の他の端末にも同期されます。開始フォルダや shell の session は保存されず、同期もされません。
ローカルファイルへのアクセス
shell は macOS にログイン中のアカウントとして動き、Terminal が追加の権限を自動で与えることはありません。コマンドによっては、管理者権限を求めることがあります。
コマンドによっては、選んだフォルダ内のファイルを変更または削除します。実行する内容と作業フォルダを確認してから使います。
workspace を使う MCP
workspace の note は暗号化された cloud 上にあり、Terminal の作業フォルダには現れません。Terminal は cloud の note をローカルへミラーしません。zudo-text の cloud AI 機能もこれまでどおり使えます。
ローカルの coding agent から workspace の note を使うには、Settings → Local AI Agent(MCP の接続を設定する場所)で MCP を設定します。Terminal がこの接続や認証情報を自動で渡すことはありません。設定の手順は MCP連携 にまとめています。
セッションの終了と再開
各 Terminal frame は独立した shell を持ちます。歯車の Stop terminal、または右クリックの Stop terminal で終了できます。
shell が終わると画面に [Process exited — press Enter to restart]、起動に失敗したときは [Terminal stopped on an error — press Enter to retry] と出ます。どちらも Enter を押すと新しい shell が始まります。歯車の Restart terminal も同じ働きです。
frame を閉じる、workspace を切り替える、またはアプリを終了すると、shell の session も終わります。zudo-text は Terminal の session、画面の出力、開始フォルダ、入力した command を layout や settings に保存せず、workspace にも同期しません。shell 自身が入力履歴をローカルに保存するかどうかは、shell の設定に従います。
Mac が数分以上スリープした場合や、アプリの動作が長く中断された場合は、session が終了することがあります。応答しなくなったら始め直します。中断前に実行していた命令は再開されず、以前の出力も戻りません。
Terminal を別ウィンドウで開くことはできません。
利用できる環境
Terminal は macOS のデスクトップ版で利用できます。ブラウザ版と iOS 版からは、パソコン上の shell を起動できません。Settings の Terminal タブも、Terminal が使える環境でだけ出ます。